人間関係を良くする、相手に合わせる心の習慣

合わせる心
人が手を合わせて静かに祈る姿は、えもいわれぬ崇高な美しい姿です。
相手に心を合わせるということほど、明るく平和な態度はありません。

合わせる心の上手な人には、人が寄り、物が集まり、喜びが増えていきます。
合わせる心の下手な人には、不和が生じ、争いが起こり、悩みが絶えません。

神様に手を合わせて、感謝の心を捧げ、相手に心を合わせ、一日一日を過ごすなかに、明るく睦まじい生活を味わうことができ健康に恵まれることでしょう。

こんにちは、今回も「ひとことはなし」をさせてもらいます。

こんな悩みを抱えていませんか?
  • 人間関係がうまくいかない
  • 人付き合いが苦手
  • 自分の意見を言うのが怖い

人間関係をよりよくするためのたった一つの方法は、ありのままの相手を認める、ということです。

相手を認めるスキルは、世渡り上手の処世術のひとつでもあります。

といっても、自分を卑下したり、相手に媚びへつらう必要はありません。

人と合わせる正しい心の使い方を知れば、
あなたの人間関係やコミュニーケーションの悩みが、少し楽になるかもしれません。

目次

心を合わせるとは

相手に心を合わせるということは、相手の考えや気持ちを想像し、ありのままの相手を認めるということです。

例えば、こんな場面を想像してみましょう。

前から走ってきた人と、自分の肩がぶつかった。

しかし、走ってきた人は振り返りもせずそのまま走り去ってしまったとします。

普通であれば、走り去る人に対して「気をつけろよ」とか「謝ってほしい」という怒りや責める気持ちが真っ先に浮かぶことでしょう。

それは人として当然の反応です。

しかし、そこで一旦考えてみてほしいのです。

「その人はもしかしたら、身内が不慮の事故に会い、大急ぎで病院へ向かっていたのかもしれない」

「立ち止まって謝りたかったけど、時間がなくてできなかっただけなのかもしれない」

これは単なる想像かもしれません。けれども、相手を責めたところで、自分が得るものは実際のところ何もないのです。

相手の気持ちを想像し、認めることができれば、自分自身が無意味や怒りや腹立ちをしなくてすみます。 

相手の心を想像し、ありのままを認めるということは、一朝一夕にできることではありません。

日常から意識し、習慣づけることが大切です。 習慣づける方法として、神様に手を合わせ、感謝するということがあります。

手を合わせるイコール相手の気持ちを想像し、寄り添う

手を合わせるという所作は、日常生活で何気なく行っています。

そこに込められた、相手を尊重する心、親しみを表す行動。つまりそれは、相手のよいところを探し、認めていくことにもつながります。

そうすることで、ありのままの相手を認める、というスキルを自然に、しかも好意的に身につけることができます。

神様に手を合わせる習慣は、幸せな人生へのきっかけ

神様に手を合わせる

日本では昔から、手を合わせる(合掌する)という習慣があります。

・お願い事をするとき
・謝るとき
・故人を偲ぶとき
・いただきます
・ごちそうさま

など、様々な場面で私たちは両手を合わせています。

ただやるだけではなく、気持ちを添えてはじめて意味をもちます。

例えば、食事の前の「いただきます」。これは、食べ物となった生命や食事を作ってくれた人に感謝する、という気持ちが込められています。

相手への敬意や尊敬、親しみを表すための所作でもあります。

人に何かを頼んだり、謝ったりするときには、相手の心や状況を想像する気持ちが、手を合わせるという行動に表れます。

どなたでも参拝いただけます

困った出来事が起こったときや、大事な局面あるとき、人は誰しも祈りたくなると思います。それは自分(人間)の力ではどうしようもし得ないからではないでしょうか?

例えば、風邪をひいても自分で治すことはできません。また、誰がどこでどんな事故に遭うか予想もできなければ、対策もできません。どれだけ科学や技術が発達しても、生きている中で「まさか私(たち)が」という場面は、少なからずあるのではないでしょうか?

天理教では、身内(身体)や、身の回りの出来事は、それぞれの心の使い方どおりに現れてくると教えられます。言い換えるならば、心の使い方を正すことが、病気や困った出来事の予防ともいえます。

困ったできごとが起こったときは、間違った方向へ進んでるよという神様からのメッセージです。
一度立ち止まって、自分の心の使い方を見つめ直すことも大切です。

一人で悩んでいませんか?

病気・人間関係・家庭問題など、人間誰しも生きる上で悩みは尽きません。その中には自然に解決するものもあれば、誰かの手をかりることで解決するものもあると思います。それでも解決しない場合は、もしかすると、心の使い方を少し間違えているかもしれません。天理教の教えでは、身体や身の回りに起こる事はすべて自分の心通りにあらわれてくると教えられます。心の使い方を見つめ直し、改善するだけで、今まで解決しなかった悩みがいい方向に向かうかもしれません。

あなたの心をかるくする
お手伝いをさせてください

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